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2012年9月

内郭団体?

明日から観光連盟の仕事に就く。
いろいろ聞いていると、観光連盟の存在意義があいまいであることが段々と分かってきた。

「連盟」というからには、合併前の各旧町の観光協会の上に立つものかと思っていたら、そうではないらしい。
位置づけは、各旧町の観光協会と同列らしい。なぜそうなるのかよく分からない。そうなると、「新しく市になったんだから、市独自の観光施策を行う専任団体を設けなきゃ」という見栄だけのために連盟をつくったのではないかと、勘ぐってみたくなる。

また、連盟の発足にあたっては、市の観光課の中に設置することを謳っている。外郭団体というのは聞いたことあるが、内郭団体というのは初めてだ。もっとも、今回事務局長を公募してまで求めたのは、少しでも市役所と業務を分けたいからのようだ。

指示系統も、現在は、会長、市長、観光課課長、観光課職員、旧町観光協会、連盟参加団体が入り乱れていて、とても一本化が図られているとは言い難い状況だ。
ひと言で言うと、組織の態をなしていない。

幸か不幸か、連盟単体でみると、会長を除けば運営は私ひとりで担うことになっている。他との連携はしていかなくてはならないが、周囲さえうまく納得させていけば私ひとりでいかようにも引きずり回せるとも言える。

最初のうちは様子見だが、徐々に自分からどんどん動いていきたいと思っている。

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「戦後史の正体」を読んで

「戦後史の正体」(孫崎亨・著、創元社)という本を読んだ。
久しぶりに骨のある本を読んだ。
著者は元外務省勤務。論点は、米国からの圧力を軸に終戦から現在に至るまでの外交史を説いたもの。
政治家や官僚を「対米追随派」と「自主派」と分け、丁寧に書かれてある。
今まで漠然としか思っていなかったことが明確になるものがいくつかあった。
特に、日米間の位置関係が思っていた以上に短期間でころころと変わっており、それが主として米国側の理由である点は、驚きだった。
古くは朝鮮戦争、近くはイラク戦争といったあたりが象徴的だ。

本の内容とは直接関係ないが、現在の自分の身に置き換えてみて、米国と日本の関係は、田舎の有力者と地元の一般の人の関係に似ているな、と思った。
有力者ににらまれると一般の人は干されてしまうのだが、有力者の多くは視野が狭く自分の都合を押し付けがちで、時に反感を招く、と例えれば分かりやすいか。

政治の世界ならともかく、お客あっての商売に関しては、自分が絶対的に正しいと勘違いしていては成り立たないと、改めて肝に銘じようと思った。

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観光連盟事務局長に内定

今日(9/20)、いま住んでいる市の観光連盟事務局長就任の内定をもらった。
これでようやく、無職の生活にピリオドを打つことができ、ほっとしている。
勤務は10/1からだ。
ようやく念願の「観光を切り口にした地域活性化」に取り組めることになる。
これまでの自分の経験や知識をフルに使って励んでいきたい。

なお、今後身分が準公務員となるため、このブログをどこまで続けられるか不明である。
後日検討することになるかもしれない。

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兵庫県の生野銀山を訪ねた

去る9/16(日)~17(月)、兵庫県の生野銀山を訪ねた。
ここは、いろいろ感じるところがあった。
とりあえず、
・旅行者にお金を落としてもらおうとガツガツしていない
・町並みを歩いてもらうことを主眼としている
・結果としてリピーターが多くなっている
ということのみ記しておく。
こういった形の町並み形成が、今後の主流になってくるような気がしている。
訪ねて良かった。

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不合格通知を受け取りに行った

郵便局から不在通知が届いており、一次試験の不合格通知を取りに行った。
自己採点どおり、受験した4科目のうち理論だけ合格。他の法務、情シ、中小は不合格だった。
受験校の分析を見ると、前提的に昨年よりも易化した感じだ。まあ、勉強をほとんどしていなかったので、難化も易化も関係ないのだが。理論だけでも合格できてよかった。

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廃校となった旧小学校校舎を利用した施設を視察

日にちが前後するが、9/4(火)に和歌山県の田辺市に足を運んだ。
目的は、廃校となった旧小学校校舎を利用した施設を見に行くことだった。
旧校舎そのものは、会議や懇親の場として利用されており、利用率はあまり高くない。
むしろ、隣に建てた農家レストランの方が利用度は高く、お昼のランチバイキングはずいぶん盛況だった。
900円という値段設定、地産地消というテーマ設定、中心市街から車で10分という立地の優位性、などが主な要因だろう。
平日にもかかわらず、小さな子連れの家族、大学生ぐらいの若いグループ、高齢者の団体、とお客の層は様々だった。
聞くと、10数回来ているリピーターもいるとのこと。
面白いと思ったのは、旧小学校の跡地を利用していることが一つのウリなのに、来ているお客さんは、すぐそばの旧校舎にはほとんど関心を示さなかったことだ。たいていの人は、食べることやおしゃべりすることに夢中だった。
「うだつ」で有名な四国の三好に行った時も似たようなことがあった。
結局旅行者にとっては、自分がいかに心地よくなれるかが最大の関心事であって、旧校舎やうだつなどは、訪れるきっかけに過ぎないのかもしれない。

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国内旅行業務取扱管理者試験を受験

一昨日、豊橋で国内旅行業務取扱管理者試験を受験してきた。
10月からの仕事に必要となるためだ。
今日、解答速報を見る限りでは合格ラインに達していたようだ。

こうやって他の試験を受けると、診断士の試験の刺激にもなる。
国内旅行業務取扱管理者試験の場合、2時間で約100問を解く。
大雑把に言って、1問1分だ。
あまり細かい部分にとらわれていられない。
過去問を繰り返し解いていると、大体「こういう問いの時は、こういうポイントを聞かれる」というのが分かってくる。選択肢の文章が長くても、ポイントとなる点を素早く見つけてその是非を判断すれば答えていける。
診断士の試験(一次)に共通する部分がある。
ただ、診断士の場合、出題範囲が広いので、過去問の繰り返しで得られる知識だけでは対応しきれない気がする。
来年の受験は、どうしたものか。

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