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2011年8月

大先輩の新盆

 6月に亡くなった大先輩の自宅に、昨日(8/16)行った。

 幸い、奥さんが大変明るい方で、湿っぽい雰囲気にならずにすんだ。

 故人は仕事のことはいっさい家庭に持ち込まなかったため、外で何をしていたのかさっぱり分からない、と奥さんがぼやいてらしたので、在職中に一緒に仕事をしたことや、退職後も親しくさせてもらったことを話したら、とても喜んでもらえた。

 私は、通夜・告別式は連絡を受け取るのが遅かったため出席できなかったのだが、日をおいて直接自宅にお伺いしたことで、かえってゆっくり話をすることができ、これはこれでよかったように思う。

 私の資格試験にチャレンジしているのを温かく見守ってくれ、資格取得後は地域活性化を一緒にやっていこうと声をかけてくれていた。

 私が試験に落っこちてばかりだったので、具体的に事業を共に起こすところまでは全然いかなかったのだが、親子ほどの年齢差(70歳と40歳)がありながら一緒に夢を語り合える人柄は、本当にすばらしかったと思う。

 謹んでご冥福を祈る。

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就職活動の筆記試験とも相性が悪いみたい

 昨日、就職活動で名古屋まで日帰りで行ってきた。

 計2時間半のうち、2時間が筆記試験。

 SPIというやつだろうか? 国語・算数のクイズのような能力試験と、自分の行動分析を答えさせる試験だった。

 この筆記試験に関しては、他の会社でも受けたが、ほぼ間違いなく次のステップに進むことはなかった。つまり(診断士試験だけでなく)就職活動の筆記試験とも相性が悪いようだ。

 今回受けた会社は、幸いにも直後の面接で、その筆記試験の結果の一部を教えてくれた。それによると私は、客観性と競争性が強いそうだ。

 客観性については半信半疑で措くとしても、競争性が強いということについては自分では違和感を覚える。どちらかというと、人との争いは避けるタイプだと思うのだが。

 しいて挙げるとすれば、向上心を持ち続けていたいと思う気持ちや、他人の不正を許す気になれない気持ちが、競争性ということにつながるのかもしれない。

 しかし・・・、このSPI試験がどれだけすぐれたものかは知らないが、東京からわざわざ名古屋まで出かけていって、いきなり出されたペーパーテストを2時間答え、それが採用不採用に大きく関わる、というのはなんとも承服しがたい。

 最後の30分の面接は、「経営補佐」という募集職種にも関わらず、社長は現れなかった。面接官のスタッフは感じのいい人だったが、最後に「1週間以内に合否を伝える」と言われた時は、「次のステップがなく、スタッフ・レベルの1対1の面接が最終なのであれば、不採用だな」と思った。

 診断士試験の休止中、次はSPI対策か? 面倒だな。

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TACのデータリサーチを参照して

 TACのデータリサーチを利用した。

 以下、左が自分の得点、右が平均点だ。

経済 68  53.0

財務 60  54.0

理論 58  55.9

運営 62  58.8

法務 56  62.5

情シ 52  64.5

政策 39  52.9

 データは8/9時点のものとのことだが、母集団の人数がどれぐらいだったか不明だ。おおよそ1,000人ぐらいのデータではないかと思う(受験者数は今年も20,000人近いのではないかと思う)。

 前半4科目は健闘したものの、後半3科目で息切れ、という図式が見事に表れた。

 ちなみにだが、後半3科目で上記の平均点を取っていれば合格ラインに届いていたことになる。

 残念と言えば残念だが、別に言い訳でもなんでもなく、正味2ヶ月という学習期間の成果を如実に表したと思う。

 逆に言えば、後半3科目の対策をしっかり立てることが来年の合格への道筋ということになる。ただし、受ければの話だが。

 去年の12月に2次試験の不合格通知を受け取って以来、もう受験しないと決めていた。今年は受けれたので受けた、という側面が強い。来年の受験について今は考えられない。

 

 TACの講評を聞いて、ひとつ笑えたことがある。企業経営理論の問題で、選択肢の文章そのものに矛盾があるということだ。

 第27問(設問2) 選択肢ウ プライベート・ブランドは、ナショナルブランドと比べて、売上高に占める販売管理費が低いため、相対的に高い粗利益率を確保できる。

 「販売管理費が低い」のであれば、高いのは「営業利益率」のはずだ。粗利益率との因果関係は無いはずである。

 この第27問(設問2)は「不適切な選択肢を選べ」という問いである。診断協会発表の正解は他の選択肢(「イ」)としているが、TACの指摘が通れば「ウ」も正解となる。

 TACの指摘は真っ当なのだが、果たして診断協会は受け入れるかどうか。

 

 この問いだけの話ではないが、全体的に「経営とは何か」という背骨を感じることは、今年もなかった。なんだか7科目それぞれの専門家がよってたかって問題を作って、出来上がったものが診断士の問題、というなし崩し的な感じを受けた。

 

 TACの講評でもうひとつ印象的だったのは、いくつかの問題について「対策の立てようがない」という正直なセリフを何度も聞いたことだ(多くは難問)。つまり、対策を立てられるのも限度があるということだ。

 一番ポピュラーな勉強法は過去問を繰り返し解くことなのだが、このやり方は、例えば簿記のようなある程度出題範囲が決まり切っているような資格試験であれば、有効度は高いと思う。

 しかし、診断士試験のように出題範囲が広く、よく言えば時代を反映した、悪く言えば気まぐれな出題がなされるようであれば、過去問一辺倒という勉強法は考え直した方がいいように思う。

 受験生というより一社会人として当たり前だが、常日頃から社会の動きに敏感であることが必要であると改めて思った。

 

 話を最初の得点分布に戻すが、全科目を通した平均点はほぼ変わらなかったそうだ(去年56.5点→今年57.4点)。

 ただ、科目ごとの平均点はかなり上下動があり、去年42.5点だった経済学は53.0点と10.5点上がり、去年62.9点だった政策は52.9点と10.0点下がった。

 おそらく出題者側が意図的に難易度を上げ下げして科目間調整をしていると思うのだが、一次試験の性格としての「最低限必要となる知識」がそんなに上下するものなのか、私は疑問に思う。

 

 個別の振り返りについてはまた別途となる。全体的な振り返りはこんなところか。

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一次試験、25点足らず不合格

 一昨日(8/6)、昨日(8/7)と一次試験を受けた。

 今日(8/8)の中小企業診断協会の発表を待って自己採点してみた。

 結果は、395点で、合格ラインの420点に25点届かず不合格となった。

 各科目ごとの成績は次のとおり。

 経済68、財務60、理論58、運営62、法務56、情シ52、政策39。

 全体的に見て、やはり後ひと伸びが足りなかったように感じる。

 各科目あと1問(2~4点)づつ正解であれば、ぎりぎり25点に届いたかもしれない。

 

 経済、財務、理論、運営の4科目に関しては、これまでの蓄積でなんとか対処できた。

 法務、情シ、政策の3科目に関しては、新しい情報についていけなかったように思う。特に、情シと政策に関しては、4年前(2007年)に科目合格して以来手つかずだったため、最新情報に追い付ききれなかったと言える。

 結局のところ、実質2ヶ月の準備期間でよくやったとは言えるが、やはり最後に地力の差が出たというところだろうか。

 

 試験に関しては、とにかく結果が出た以上、もう脇へ置いておき、次に進まなければならない。食いぶちを探さねば。

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