2011年6月を終えて
6月を終えた。
職は相変わらず見つかっていない。
先週6/28に行われた東京電力の株主総会のニュースを聞いた。
株主は9千人以上出席したとのこと。
議事は、株主側の怒号が飛び交う中、経営陣が淡々と進めたそうだ。
その鉄面皮にあきれる。
しいて同情的に言うのであれば、台本通り進める以外の進行の仕方を知らないのでは? ということぐらいか。
もっとも、本当に原発について討議しようと思えば、1日で済むわけはなく、おまけに議論は枝分かれに枝分かれを重ね、収拾がつかないだろうが。
まあとにかく思ったのは、人と一緒で組織も自衛本能が働くのだな、ということだ。
「権力は、誕生した時から腐敗する」とのことだが、その論法でいけば、「組織は、誕生した時から自衛に走る」か。
話は変わるが、先週末にTACの1次模試を受けた。
成績は次のとおり。
経済56、財務40、理論52、運営38、法務58、情シ36、政策51、で計331点。
惨憺たるものだった。しかし、勉強再開1ヶ月であれば、こんなもんかという気もしないではない。身についてないところが全部あぶりだされたな、というのが正直な感想だ。
知識もそうだが、財務の計算問題ではプラスとマイナスを間違えるという、情けなくも恥ずかしい間違いをするなど、精神面での未熟さも浮き彫りになった。
全体をとおしては基本的に良問がそろっていたと思うが、中には「え? ここまで深く問う?」と疑問に思えるものもあった。30点台だった運営管理と情報システムに関して特にそう思ったのは、負け惜しみか。
実際のところ、この問題がそのまま本試験で出題されるわけではない。知識があいまいな箇所、特に基本的に押さえていなければならない箇所については、最優先で復習する必要がある。
今週その復習にあてたが、1科目あたり2~3時間ずつかかり、結果的に丸々一週間かかってしまった。
明日・あさってはLECの模試を受ける。
合わせて復習し、自分の弱点部分を改めてまとめたい。
それぞれの科目に特性があり、自分との相性もある。
本試験の難易度は、どの科目も毎年変わる。あまり特定の科目やジャンルに固執することなく、薄く広く、しかし確実にどの科目も60点前後を取れるようにしたい。
今、こうやって勉強を再開してみると、最初の頃いかに独りよがりな勉強をしていたかを痛感する。もちろんそれはそれで自分にとって意味があったことなのだが、やはり試験勉強としては的外れだったと言える、と今では思える。
と言いつつ、それでもやっぱり試験勉強に徹しきれないでいるのは、東京電力のような存続意義を問うてみたくなるような会社を見せつけられるせいであり、あるいはまた、大なり小なりどの会社にも同じような(社会よりも)自衛を優先させる本能を持っているだろうと思ったりするせいであろう。
昨今話題の「もしドラ(もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら)」の中で、「マネジメントに必要な唯一の資質は真摯さ」という言葉に主人公が心打たれる場面があるが、この言葉はもう少し噛み砕いて言えば、
・自分や自分の所属する会社は、社会でどんな役割を担っているのか
・誰のために働くのか
・そのため(社会的役割や、自分を必要としてくれる人のため)に何が自分にできるか
を謙虚に考えることなのではないかと思う。
理想論と言ってしまえばそれまでだが、少しでもそういった真摯な気持ちを持った仲間のいる会社で働きたいと思う。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント