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2010年11月

本をむさぼり読んでいる

 2次試験を終えて1週間以上たつ。

 その間、本をむさぼり読んでいる。

 わずらわしいので、書名のみ挙げてみる。

・宮本常一 旅の手帖

・東西/南北考

・アラスカの詩 めぐる季節の物語

・本能寺の変

・ヒルコ

・デフレの正体

・本田宗一郎

 民俗、写真、歴史、経済、経営、とジャンルは分かれている。

 改めて、自分はこんな関心を持っていたのかと思った。

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試験当日の行動~H22年度(2/2)

・使ったシャープペンシルは2本。うち1本は予備。芯はHB
・消しゴムも2個。うち1個は予備。幸い机は水平だったので転げ落ちることはなかった
・マーカーは、グリーン、オレンジ、イエローの3色を使用。事例Ⅱを除く3科目ではそれぞれプラス要素(機会・強み)、マイナス要素(脅威、弱み)、その他要素(社長の思いなど)、事例Ⅱでは内部要素(強み・弱み)、外部要素(顧客、競合、市場)、その他要素(社長の思いなど)の与件該当箇所を塗りつぶした
・事例Ⅳに関してはさらに、B/Sの資産・負債・自己資本の区分けと、P/Lの各種利益の判別のためにマーカーを使用。また各設問で求められる単位条件や四捨五入条件にマークをした
・マーカーは以前、グリーンではなくブルーを、オレンジではなくピンクを使用していたが、間違ってマークするとフォローが効かないため、グリーンとオレンジに変えたところ、上書きが効くことを発見し、以降変更
・その他、青ボールペンを、各科目の最初に行う段落分けに使用
・電卓は、受験要項に書かれてある最大限サイズに近いものを使用。以前はポケットサイズを使用していたが、操作性の面で不安があり、新規に購入した
・時計は、アナログタイプ(文字盤)とデジタルタイプ(秒単位表示)の2つを机上に置いた。全体的なタイムマネジメントに関してはアナログを、残り○分などという時にはデジタルを見た。残り10分、残り5分がいつも以上に早く感じた。ちなみに試験官は、電波時計を使用していたもよう。
・試験終了後は、冷たい雨が降るなか帰宅。去年も同じような天気だった。1次試験は一番暑い時期ということが分かっているので、(冷房対策も含めて)ある意味対策がしやすいが、10月下旬は体調管理が難しい。春先の花粉症時期を除き、体調は一年間基本的に安定していたことは良かったと思う
・帰宅後は疲れの蓄積がある一方、軽い興奮状態もあり、なかなか落ち着けず、就寝も遅くなった
・翌日は休みをもらっていたこともあり、半日ゴロ寝。午後から再現答案の作成に取り掛かった
以上

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試験当日の行動~H22年度(1/2)

【参考】当日の行動
・前夜はあまりよく眠れなかった。6:30起床。17:00まで気力と体力がもつか心配だった
・当日朝は、アメ、ガム、チョコレート、お茶、スポーツドリンク、カロリーメイトを購入。アメ、ガム、チョコレートに関しては、休み時間中の栄養補給や眠気覚ましのため、お茶は通常時の水分補給のため、スポーツドリンクは疲労時の水分補給のため、カロリーメイトは品質維持を見込んで昼食のため
・会場は日本大学。事前に見つけておいた近くの自習できる場所に7:30に到着。直前合宿の事例Ⅳの計算問題を解き、脳を起こす。次に直前合宿の事例Ⅱの解答例を写経
・続いて直前合宿の事例Ⅰの設問分解をしたところで会場へ移動、9:00着
・教室到着後は、まずトイレ位置を確認
・席に戻って、直前合宿の事例Ⅰの解答例を写経。写経後は、念のためトイレで用を足し(大)、その後は自分でまとめた事例Ⅰのポイント集を再読
・受験票には開始15分前から説明があると記載されてあったが、実際には20分前(9:40)から説明が始まり、ちょっとあわてた。説明後はポイント集の再読を継続
・監督責任者がせっかちだったのか、広いとは言えない教室なのに10分前(9:50)には解答用紙と問題用紙を配り始め、開始まで手持ち無沙汰だった。10分前配布は他の科目の時も同じで、20分間の休憩中トイレにもゆっくり行けず、閉口した
・配布が終了して開始するまでの間は、なるべく問題文を透かして読むことに努めた。これにより、事例Ⅰで卸もしくは商社が出題されていることが事前に把握できたりした。また、常に何かをしていることで不安を取り除けたように思う
・各科目間の休憩中のトイレ(男子)は非常に混み、3階の教室から(受験会場として使われていない)1階まで下りた
・昼食後は、直前合宿の事例Ⅲの解答例を写経し、写経後は自分でまとめたポイント集を再読
・事例Ⅲの配布直前(13:50頃)に急に気分が悪くなった。かばんからアメを取り出し、スポーツドリンクを飲んだらすぐに回復した。寝不足や緊張、昼食による気の緩みなどが重なり、血糖値が下がったのかもしれない
・事例Ⅱ終了後から室温が下がったように感じた。事例Ⅱまでは、下着+半袖シャツだったが、事例Ⅲでは、長袖薄手のセーター+ウィンドブレーカーを重ね着することでしのいだ
・事例Ⅳの途中で室温がまた上がり始めた(計算に夢中で体温が上がった?)ため、ウィンドブレーカーを脱いだ
・監督官の説明によれば、室温は全館管理のため上げ下げしにくいとのこと

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試験当日の感想~H22年度 全体的に

【全体的に】
・過去問と比較すると、事例ⅠからⅣを通し、出題者はちょっとずつ目先を変えようとしてるな、という印象を受けた
・これまで不十分だった、設問から切り口を見出す、与件から解答を引っ張ってくる、という点については、自分としては克服できた答案内容だったように思う
・設問間の一貫性という点については、やや出来が悪かったように思う
・事例Ⅳの計算ミスについては、これも実力のうちとは思うが、2つの問題(第2問・第3問)に共通するミスだったために大きな得点減となったことは残念

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試験当日の感想~H22年度 事例Ⅳ

【事例Ⅳ】
・第1問は、長所と短所が聞かれ、キタと思った。個人的には、①長所×1+短所×2(去年と同じ)、②長所×2+短所×1(去年の変形)、③短所×3(従来どおりに戻る)と事前予想していた。与件からは第1段落で長所2点が見つかったので、素直に「収益性」→売上高総利益率と、「内部留保」→自己資本比率を挙げた。長所の説明(c欄)は事象を挙げるのは易しいが勘定科目を挙げるのは難しく、無理やり入れる形となった。残る短所1点は、第2段落の「生産能力には余裕がある」から有形固定資産回転率を挙げた。挙げるにあたって、数値が同業他社よりもわずかに良い(D社3.73回>同業他社3.70回)ことでためらいがあったが、他に該当するものが見当たらず、第3問で設備投資と新たな生産方法について触れられていることから、挙げることにした。(通っている学校の)直前合宿で講師から「数値よりも与件や他の設問とのリンクが大事」と言われたことが後押しになった
・第2問は、「総費用曲線」が何かすっかり忘れていたこともあり、最後に解いた。戸惑ったのは、リード文最後の「原価構造は現状と変化がない」の意味をどう捉えたらいいのか、という点だった。特に変動費について、売上高が変わるのに変動費が変わらないということがあるんだろうか、ということが引っ掛かった。ただ設問1に取り掛かる際、変動費率が変わらないと損益分岐点売上高も変わらず、同じ曲線を図に描くことになるため、それはないだろうと思い直し、変動費も固定費も変わらず、売上高だけが変わる、と改めて解釈した。ただし、今(試験後)思うに、納入「価格」の変化は変動費に影響しないが、納入「量」の変化は変動費に影響することを忘れた形になり、ほとんど得点できていないことが分かった。直前合宿でもこの点は押さえるべき点として出題されていたのに、残念
・第2問の設問2は、結論を先出しで書くことに注意した。ただし、設問1で納入量の変化を考慮しなかったため、提案内容は逆になってしまった
・第3問は、設問文を丹念に追い、表を作って計算をした。第2問よりも先に手をつけたのだが、やはり納入量についての考慮を忘れたていたため、設問1は(a)も(b)も誤った解答となった。納入の「価格」と「量」の両方を考慮すべきことは、計算問題トレーニング等ですでに克服していた(つもり)が、設備投資問題への苦手意識から、他の条件を追いかけることに夢中になりすぎてしまい、基本的なところで得点できなかったのは痛い。同じ問題を繰り返し解くことのデメリットの方が表出してしまったのかもしれない
・第4問は、リード文を読む限りではどう手をつけていいか分からなかった。設問1も最初は市場価値は上がると思っていたが、設問2で「設問1の影響を軽減するための方策」とあったので、へたに考えるのをやめ「低下する影響が出る」とした。また設問2では、第1問で長所として挙げた内部留保が、第2問、第3問で使われそうな感じがしなかったので、挙げた
・解いた順番は、1→4(1)→4(2)→3(1)→3(2)→2(1)→2(2)
・全体的にはけっして難しくなく、それだけに、単純な計算ミスが悔やまれる。納入量についての考慮さえ忘れていなければ、軽く20点はプラスしていたように思う

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試験当日の感想~H22年度 事例Ⅲ

【事例Ⅲ】
・第1問は、第2問や第4問との一貫性を持たせたいと考えていたら、強みに製品軸2点を挙げることになってしまい、挙げ方もなんだか中途半端になってしまった。今(試験後)思うに、強みの市場軸は、X社やY社と取引があることを挙げておけばよかったように思う。そうすれば弱みに、X社・Y社への依存度が高いことを挙げられたように思う。ただ、これまで(過去問)であれば、市場軸に関してはもっと明確な記述がされていたように思う。自分としては今年は見つけ出しにくかった
・第2問は、最初、設問1がC(コスト)、設問2がD(リードタイム)で、それぞれ第8段落、第7段落が該当すると判断。設問1はピラミッド型の解答としたが、今(試験後)思うに、「材料歩留まり」という語句を盛り込んでおらず、結論を「材料歩留まりを改善すること」としておけばよかったと思う
・第2問の設問2は、設問文に「混乱が予想される」とあることから、第7段落の7~10行目「加工工数が多く」→「品質を安定させ」、「高度な技術を要する」→「量産化」とヒモづけした。ただそうすると、DというよりもQ(品質)が問われているのかな、と思い返そうとしたが、確信がもてないまま、むしろ該当与件から解答を引っ張ってくることの方に専念した。(a)と(b)に関しては、なるべく表裏一体となるような記述を心がけた
・第3問は、「ITのお作法」に従い、まずは与件に○○情報という語句がないか探したが、はっきりとした記述は探し出せなかった。そのため一次知識から、①に関しては生産統制で必要な情報項目を挙げた。②に関しては、コストダウンなら在庫情報かと思ったが、与件全体で在庫に関わる記述がないことから諦め、「材料歩留まり」から品質管理情報を、「VE提案」から設計変更情報を挙げた。①と②の挙げ方の切り口がうまく揃わなかったことが後々まで不安に残った
・第4問は、午前中の事例Ⅰの全体戦略問題で足元を固めることを答えたこともあり、また海外への進出が問われることはないだろうという先入観もあり、中国へは進出しないと結論づけようと思っていたが、設問文や与件文を見るとすでに進出が既定路線のようで、しばらく戸惑った。設問文や第9段落を読み返し、「中国」を「新市場」と読み換えることで気持ちを整理した。進出するのであれば、強みを活かすのはもちろん、弱みをX社との連携で補完することだろうと思い、方針をまず結論として挙げ、以下対応策として具体的に①製品軸、②市場軸とピラミッド型で記述することを心がけた。採点者に切り口が分かるような書き方だったかは疑問。あるいはドメインで書けばよかったかという思いも残った
・解いた順番は、3→2(1)→2(2)→1→4
・全体的には、解答文字数が事例Ⅲにしては少なく、かえって各設問に対しあれこれ悩んでしまった。「生産計画」や「生産統制」などといった語句を結局使っておらず、こういう時はたいてい得点が低い経験から、自分の解答に自信が持てていない

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試験当日の感想~H22年度 事例Ⅱ

【事例Ⅱ】
・第1問は、「仕入先の精査」を与件から探そうと何度も試みたが、記述があるのは第5段落の2行のみと判断。他の成功事例に準じることを考え、第3段落の組織の制度改革に準じた解答とした。主語を「現社長は」にするか迷ったが、そうすると文末が「~を実施するという仕入先の精査を行ったと考える」と長くなるような気がし、80字では無理があるため、「仕入先の精査は、~を図ったことが考えられる」とした
・第2問は、2つのターゲットについては第6、7段落からすぐに分かった。次いで便益だけを挙げればいいと思っていたが、字数の100字に対して該当する与件文が少なく、また設問の前置き「大手スーパーなどへの差別化として」が気になり、書いたり消したりしていたら、ドメイン崩れのまとまりのない解答文になってしまった
・第3問は、可能なら文頭か文末に、「能力向上を図った」、「モラール向上を図った」と入れたかったが、与件に該当する箇所が多い割に制限字数は50字と少なかったため、具体的に行ったことのみ列挙した。配点10点ということもあり、押さえるところを押さえていればそんなに差はつかないだろうとの判断もあった
・第4問は、主語の書き忘れに後から気付いたが、時間がなく、また50字だったので、訂正しなかった。設問の「便益」という語句が第2問と重複するため、共通性を見出そうと試みたが、そもそもターゲット層が異なると思い至り、試みはやめた。またこの時点で、過去問で訓練した「2つのニーズにどう対応するか」は、第1問と第2問(強いて言えば第3問まで)で終わったと判断し、第4、5問は「対地元(地域)」という観点に変える必要があると感じた
・第5問は、設問文の「エコ活動」、「経営上」、「効果」、「2つの視点」が最初うまく頭の中で整理がつかなかったが、全体戦略レベルの問題と位置づけることで、事例Ⅱで頻出のテーマ①「競合との差別化」、②「顧客(地域)との関係性強化」という視点で、ドメインで解答すればいいのではないかと整理できた
・解いた順番は、3→1→2→4→5
・全体的には、前半と後半が真っ二つな感じを受けて、戸惑った。今(試験後)思うと、これまでは最終の1問だけで問われていた対地元(地域)との関係性が、2問に増えたということなのかもしれない
・与件の文章量が多く、読み返している時間がなかったため、上滑りな解答にならないよう、とにかく目についた与件文をとにかく引っ張ってくるようにした。他の事例もそうだが、事例Ⅱでは特に自分のアイデアや経験を解答に盛り込んでしまいがちになるので、それだけは避けようとした

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試験当日の感想~H22年度 事例Ⅰ

【事例Ⅰ】
・第1問の設問1の、過去の強みの理由、という問いに戸惑いを覚え、結果的に全体戦略(第4問)との一貫性を持たせられなかったように思う
・第1問の設問2の「商品特性」は、平成20年の過去問(アントレー)をすぐに思い出した。過去問では、取引先が限られる点と差別化がしにくい点が挙がっていたので、それに準じようと与件を見、第4段落から抜き出した
・第2問と第3問は、組織文化や人事(モラール、能力)についての問いと判断した。今(試験後)思うに、第2問の設問1を組織構造と割り切って書けなくもなかったと思うが、具体的な部署名や組織図が与件にないこともあり、設問で問われた「目的」と「効果」を第5段落から抜き出していったら100字に達した
・第4問に関しては、最初は手を延ばすことをアドバイスするつもりでいたが、第7段落の、「砂糖の自社加工の強化」「ビジネスチャンスを見いだして」「売り上げは5%を占めている」という点が目に入り、足元を固めた方がよさそうに思い、手を延ばすべきでないというアドバイスに変えた。ただ、この逡巡のために時間を取られてしまい、文末が尻切れとんぼに近い形になってしまった
・解いた順番は、3→4→2(1)→2(2)→1(1)→1(2)
・全体的には、第2問、第3問はわりと手ごたえを感じられたが、第1問と第4問については今ひとつな感触が残った。特に、全体の一貫性を保ちきれなかったことが残念
・なお、去年が水平合併(和菓子店と洋菓子店)だったので、今年は垂直合併かなと個人的にはちらっと思っていた。(通っていた学校の)直前合宿でM&Aが出題されたこともあり、合併や買収が出題されるとすれば事例Ⅰ(かⅣ)だろうという心構えができていて(解答の出来はともかく)良かったと思う

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