「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読んで
友人から薦められて、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(岩崎夏海・著、ダイヤモンド社)を読んだ。
表紙に女子高生のイラストが載っており、買う時はちょっと恥ずかしかった。
買おうと思った理由はもうひとつある。
3/22の朝日新聞でこの本の著者が紹介されており、ドラッカーに接するに至った動機に共感できたからだ。
「組織とは何か、それを円滑に運営するにはどうすればいいのか。その答えを強く求めていた」そうである。
本のストーリーは小説仕立てになっており、急きょ弱小野球部の女子マネージャーに就いた主人公が、甲子園出場を目指して周りを巻き込んでいく、というものだ。
純粋に小説としても面白い。
これまでドラッカーの本は、立ち読みしたことはあるが、分厚いこともあって敬遠していた。
こんな風にわかりやすく小説に落とし込めるなんて、著者の岩崎さんはドラッカーを相当読み込んだんだな、と思った。
診断士の勉強をしていて不思議なのは、ドラッカーの名前が出てこないことだ。私が個人的に興味を持って読んでいる本の中ではよく目に触れるのに。
ちなみに、ピーター・F・ドラッカーは、1909年オーストリア生まれ。「経営学の父」と呼ばれている人だ。
ひょっとすると、ドラッカーは診断士「試験」には不向きなのかもしれない。
だが、「もし高校野球の~」を読んだり、岩崎さんのインタビュー記事を読む限りでは、私もそろそろドラッカーを読み始めてもいいのかもしれないと思うようになった。
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