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2010年3月

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読んで

 友人から薦められて、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(岩崎夏海・著、ダイヤモンド社)を読んだ。

 表紙に女子高生のイラストが載っており、買う時はちょっと恥ずかしかった。

 買おうと思った理由はもうひとつある。

 3/22の朝日新聞でこの本の著者が紹介されており、ドラッカーに接するに至った動機に共感できたからだ。

 「組織とは何か、それを円滑に運営するにはどうすればいいのか。その答えを強く求めていた」そうである。

 本のストーリーは小説仕立てになっており、急きょ弱小野球部の女子マネージャーに就いた主人公が、甲子園出場を目指して周りを巻き込んでいく、というものだ。

 純粋に小説としても面白い。

 これまでドラッカーの本は、立ち読みしたことはあるが、分厚いこともあって敬遠していた。

 こんな風にわかりやすく小説に落とし込めるなんて、著者の岩崎さんはドラッカーを相当読み込んだんだな、と思った。

 診断士の勉強をしていて不思議なのは、ドラッカーの名前が出てこないことだ。私が個人的に興味を持って読んでいる本の中ではよく目に触れるのに。

 ちなみに、ピーター・F・ドラッカーは、1909年オーストリア生まれ。「経営学の父」と呼ばれている人だ。

 ひょっとすると、ドラッカーは診断士「試験」には不向きなのかもしれない。

 だが、「もし高校野球の~」を読んだり、岩崎さんのインタビュー記事を読む限りでは、私もそろそろドラッカーを読み始めてもいいのかもしれないと思うようになった。

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岩槻(さいたま市)の「まちかど雛めぐり」に行った

 先日(3/14)、さいたま市の岩槻に行った。

 一昨年に受講した「コミュニティビジネス・アドバイザー講座」の同窓生が岩槻におり、日々街の活性化に取り組んでいる。当時の学友たちと励ましかたがた見物しに行ったわけだ。

 岩槻は人形、特に雛人形の製作の本場とのこと。

 もともとは地域活性化にあまり熱心ではない土地柄らしいが、7年前から有志を中心に、「まちかど雛めぐり」というイベントを行うようになったらしい。

 このイベントは、ひな祭りをはさんだ1ヶ月間、人形店を中心に街中に人形を飾るというもの。

 同じ雛人形でも細長い顔があったり、丸い顔があったり、お内裏様とお雛様の位置が関東と関西で逆だったり、なかなか楽しめた。

 それ以上に興味深かったのは、(失礼な言い方になるが)街全体が意思統一なく、なんとなくばらばらと成り立っている感じがしたことだ。

 駅前の有名デパートは、我々の訪問1週間前につぶれていた。

 お昼を食べた古式ゆかしいお店では、女将がまちかど雛めぐりの発起人のひとりであることが分かり、町おこしの苦労を聞いた。

 街中の人形店の多くは製作と小売りを兼ねているが、売ることについてはあまり熱心でないとのこと。

 途中で入った喫茶店は、とても新しくお洒落だったが、古い街並みに溶け込んでいるとは言えなかった。

 まだまだ他にもあり、若い人たちに希望が持てることなど、岩槻在住の友人から聞くことができた。

 古い街のため古くからの住民と新しく入ってきた住民の意識にかなりの差があることも、聞けた。現地で聞くので、かなりリアルだった。

 現状維持派、町おこし推進派それぞれに言い分はあるだろうと思う。

 町全体がまだら模様なのは、きっと全国各地でも同じなのだろうな、と思った。

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「ロジカル・シンキング」を読んで

 通っている学校が推薦する「ロジカル・シンキング」(照屋華子/岡田恵子・著、東洋経済新報社)という本を読んだ。

 中で、「MECE」(ミッシー)という概念が紹介されいる。

 学校では、「漏れなく、ダブリなく」と習ったが、今ひとつしっくりこないでいた。

 この本の中では次のように紹介してある。

 ―ちょうど、全体集合を漏れも重なりもない部分集合に分けて考える、集合の概念と言えばわかりやすいだろう―(P58)

 これを自分なりに解釈してみた。

 「ある全体像を、補完するグループに分ける便宜的な手法」

 「便宜的な手法」と解釈したのは、あくまでも他者への説明のため、という目的のもとでのグルーピングだからだ。

 実際、この本は「ロジカル・シンキング」と題してはいるが、目的はあくまでも「どうしたら他者に分かりやすく伝えられるか」ということを主眼として書かれている。むしろ「ロジカル・コミュニケーション」と題してもいいぐらいだ。

 ミッシー以外にも、論理の進め方について触れられたりしていて、かなり参考になる本だ。

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予約時間まちがい&虫歯再発見

 歯医者の予約時間を間違えていた。

 10:30予約のところを、何を勘違いしたか12:00だと思い込んでいた。

 幸い柔らかく対応してくれ、12:00でも受け付けてもらえたが、こんなに大きく時間を間違えたことはなかったので、かなりショックだ。

 おまけに新たに虫歯が見つかった。

 もともと歯並びが悪く、それがコンプレックスになっていた。

 その歯並びの悪いところを突くように虫歯ができており、嫌な気分だ。

 

 歯とは関係ないが、自宅では食器棚が壁から抜け落ちるという事態が発生した。

 原因は、食器ではなく本を置いていて、その重みに耐えられなかったことだろう。

 幸いケガはなかったものの、コンクリート壁のため素人では復旧できず、業者に頼む羽目に陥った。

 

 花粉症は、今年はかなり軽症で助かっている。

 ただそれでも鏡を見ると、目の下が黒ずんでいる。集中力も続かない。

 毎年春分の日がピークなので、今年もこれから治まってくるだろう。

 

 なんだかヘコむことばかり続いている。

 今週末、桜でも見に行って気分転換しようか。

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「貧困大国アメリカⅡ」を読んで

 前著「貧困大国アメリカ」も衝撃的だったが、続編「貧困大国アメリカⅡ」もかなり重い内容だ。

 内容は主に、学資ローン、医療保険、刑務所の3点について触れられている。

 詳細は省略するが、医療保険の項などは、先日自分自身が歯を痛めた経験があるだけに、その怖さを身近に感じた。

 この3点に限らない話だが、アメリカは本当に病んでいるな、と思う。

 ステレオタイプな言い方をすれば「行き過ぎた資本主義」ということなんだろう。

 「社会とは?」、「人が健全に暮らすということは?」ということを考えさせられた。

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親知らずを抜いた

 先週、先々週と歯の痛みが続いたので歯医者に行った。

 親知らずが虫歯とのこと。

 かなり炎症が激しかったらしく、通常の3倍の量の麻酔を打って抜いてもらった。

 最初に行ったのが水曜日。歯を抜いてもらったのが昨日の土曜日。

 昨夜は麻酔が切れ、かなり痛かった。

 麻酔なんてなかった時代に歯を痛めた人はどう治療していたのだろうか。

 このたび行った歯医者は、自宅から一番近いという理由だけで行ったのだが、院内はきれいで、あの「キーン」という歯医者独特の音もなかった。

 診療台の脇にはDVDプレーヤーがセットされており、私の時はスタジオ・ジブリの「ハウルの動く城」をやっていた。

 「ハウルの動く城」はまだ見たことがなかったので、ついつい見入ってしまった。宮崎駿は偉いと改めて思った。

 歯医者に行ったのは20年ぶりぐらいではなかろうか。

 ずいぶんな様変わりを体感した。

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空気清浄機を買った

 ついに空気清浄機を買った。

 花粉症対策で、加湿器とどっちを買うか迷ったが、通年で利用できそうな空気清浄機にした。

 今年は症状が現れるのが遅い代わりに、なぜか片頭痛と歯痛がひどい。

 今年不惑を迎えるということで、体のあちこちにガタが来ているんだろうか。

 なんとかこの時期を乗り越えたいものだ。

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