「セブン‐イレブンの正体」を読んで
週刊金曜日から出されている「セブン‐イレブンの正体」を読んだ。
ずいぶんあこぎな商売のようだ。
内容の詳細な紹介は避けるが、この本の最後の方の文「セブン‐イレブンほど巨大でありながら、実際は何もしていない会社というのも他にないだろう」が印象に残った。
「何もしていない」は言い過ぎだろうと思うが、うまく仕組みを作ってうまくその上に乗っかっている、という意味に捉えていいように思う。
会長の鈴木氏はトーハン出身だ。同社のやり方に、取次会社(出版業界の問屋)に似たにおいを感じるのは気のせいか。
この本はたまたまセブン‐イレブンを題材に取り上げているが、他のコンビニでも似たようなものだろう。
以前「トヨタの闇」を読んだ時も思ったが、大きな会社になればなるほど、人を人と見れなくなるのだろうか。
格差社会が叫ばれるご時世だが、他者を慮る余裕のない社会になりつつある方が危険なことのように思う。
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