« 2009年4月 | トップページ | 2009年6月 »

2009年5月

「セブン‐イレブンの正体」を読んで

 週刊金曜日から出されている「セブン‐イレブンの正体」を読んだ。

 ずいぶんあこぎな商売のようだ。

 内容の詳細な紹介は避けるが、この本の最後の方の文「セブン‐イレブンほど巨大でありながら、実際は何もしていない会社というのも他にないだろう」が印象に残った。

 「何もしていない」は言い過ぎだろうと思うが、うまく仕組みを作ってうまくその上に乗っかっている、という意味に捉えていいように思う。

 会長の鈴木氏はトーハン出身だ。同社のやり方に、取次会社(出版業界の問屋)に似たにおいを感じるのは気のせいか。

 この本はたまたまセブン‐イレブンを題材に取り上げているが、他のコンビニでも似たようなものだろう。

 以前「トヨタの闇」を読んだ時も思ったが、大きな会社になればなるほど、人を人と見れなくなるのだろうか。

 格差社会が叫ばれるご時世だが、他者を慮る余裕のない社会になりつつある方が危険なことのように思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

5月のダウンは想定外

 5月ももう終わる。

 正直なところ、これほど体調不良が続くとは、想定外だった。

 今も体がだるい。症状としては軽度の花粉症に近い。鼻炎が慢性化しているのだろうか。

 5月は2次の学習にやや重きを置くつもりだったが、そうもいかず、むしろ1次の学習を細々と続ける結果となった。

 6月は2次の学習を早々と切り上げ、改めて1次の学習に専念していこうと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

受験料14,400円を振り込んだ

 先週の月曜日(5/18)、受験料14,400円を振り込んだ。

 何度目だろう。

 自分がまるで進歩してないかのように思えて、ちょっとウツになった。

 受験科目は、経済、財務、理論、法務、の4科目。

 他3科目(運営、情シ、中小)は科目合格を活かして、今回の受験はパスする。

 経済と財務でしっかり点をかせぎ、理論と法務はできるだけ(合格ラインの)60点近くを取るようにしたい。

 と言いつつ、天候不順のせいか先週は体全体が気だるい日が続き、あまり勉強がはかどらなかった。

 5月も最終週だ。気を取り直して頑張っていきたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

花粉症ぶり返し

 ゴールデンウィークでやっと終わったと思っていた花粉症が、ここ1週間若干残っていたようで、頭がぼーっとして集中できなかった。

 昨日から今日にかけて、2次の問題を少し解くことができた。挽回には至らないが、体調が悪い時は無理をしない方がいいと自分をなぐさめた。

 昨年の同時期を振り返ってみると、やはり体がだるい日が続いたようだ。

 1次試験のある8/8、9からスケジュールを逆算し、5月の残り、6月、7月を乗り切っていきたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「天地人」と上杉家の財政

 NHKの大河ドラマ「天地人」が好調のようだ。

 すでに「カツラをかぶったホームドラマ」化した大河ドラマは、もう十年以上見ていない。

 今回の「天地人」で越後(新潟県)の上杉家が採り上げられると聞き、以前から疑問に思っていたことを改めて少し考えてみた。

 上杉家では上杉謙信が有名だ。

 彼はしょっちゅう戦争に出かけてて、そのほとんどに勝ってしまうところが有名な所以なのだが、自分の領地を守る戦いならまだしも、自分から信濃(長野県)や関東地方(一番遠くは神奈川県の小田原)などにほとんど毎年のように出かけていってる。

 上杉家の財政はどうなっていたんだろうか。

 軍資金について単純に考えられるのは、遠征先で食糧等を調達することで、これは他の戦国大名に関しても常套手段だった。ただこれは、遠征軍の現地滞在費用にしかならない。どうやって自分の領地に住む非戦闘員を飢えさせずにいたのだろうか。

 現代では新潟県は米どころだが、当時はどうだったのだろう。

 ひとつ密かに思っているのは、実は海運でもうけていたんじゃないかということだ。上杉家の本拠地、春日山は現在の上越市にあり、直江津港は目と鼻の先だ。

 当時直江津港は繁栄していたんだろうか。

 尾張(愛知県)の織田家が津島港から上がる税金でうるおっていた例もある。もし直江津港の海運が盛んであったなら、上杉家の財政も同様だった可能性はある。

 さらに空想すれば、甲斐(山梨県)の武田信玄が春日山まであと一息というところまで勢力を北上させていながら最後まで攻め寄せてこなかったのは、内陸育ちの信玄は海運業にあまり魅力を感じなかったのではなかろうか。

 上杉謙信といえばついつい戦上手であることが注目されるが、当時の財政状況について詳しく知りたいし、ひいては戦国時代の日本の経済状況を知りたいものだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「節税」の意味に困惑

 「節税」という言葉に違和感をおぼえる。

 「節」が入った言葉を挙げてみる。「節約」、「節水」、「節電」、「節酒」・・・、いずれも「控え目にする」あるいは「適度なレベルに下げる」というニュアンスがある。

 そもそも税率が決まっているものに対し、「控え目にする」「適度なレベルに下げる」などといった意図的な行為が入り込む余地はあるのだろうか?

 むしろ、税を(納める方ではなく)使う方に当てはめた方がいいのではなかろうか。

 すなわち、納税額をなんとかして減らす、というのではなく、税金の無駄遣いをなくせ(=適度な使い方をしろ)、という意味で「節税」という言葉を使ってはどうだろうか。私にはこちらの方がぴったりくるのだが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年4月 | トップページ | 2009年6月 »