会社法は背骨のない肋骨だらけの法?
昨日、法律に詳しい人と話をする機会があったので、会社法について質問してみた。
「会社というのはこうあるべきだ、という考えのもとで作られたのではないか」
と尋ねると
「いや、そうではない。ガバナンス(ここでは“規制”ぐらいの意味か)を強化したい法務省と、自由な経済活動を推進したい経済産業省、それに中小企業庁や各議員の思惑などが複合されて作られたのだ」
ということだった。
つまり、理念という背骨はなく、様々な人(主に官僚)の思惑という肋骨だけがやたらあると思えばよさそうだ。
「会社法」というひとつの大きな括りの中で、整合性の取れない箇所がいくつもあって腑に落ちないままでいたが、なるほどそういう作り方をされていたのであれば納得がいく。
会社法の勉強は、まず全体から把握するという考え方を捨てた方がよさそうだ。
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