« 2008年11月 | トップページ | 2009年1月 »

2008年12月

1年を振り返って

 今年はずいぶんといろいろなことがあった。

 2月、日商簿記2級受験(翌3月合格通知)

 4~5月、コミュニティビジネス・アドバイザー講座受講

 8月、診断士1次試験受験(5科目受験して3科目の合格)

 9月、アルバイト先決定

などである。10月以降は、目立つ出来事はなかったが、診断士試験や経営といったことを改めて考え直す機会が増えた。

 今日の午後から帰省する。

 来年をどんな年にしていくか、ゆっくり考えようと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「日本の経営を創る」を読んで

 昨日久しぶりに本屋に行けてうれしかった。

 金融危機のあおりか、経営コーナーには本があふれていた。

 伊丹敬之氏の本が目に入ったのですぐに買った。

 「日本の経営を創る」という本で、三枝匡氏との対談集だ。

 伊丹氏が学者なのに対し、三枝氏はいくつもの企業再生を手がけた実践家である。

 ふたりには共鳴しあう部分が多くあるらしく、読んでいて心地いいリズムを感じられた。

 ふたりに共通するのは、「経営」の基礎を「ヒト」に置いている点だ。

 アメリカ流の経営が組織体を1つのモノとして考えているのに対し、伊丹氏・三枝氏に関しては、その構成要素であるヒトに着目している点が面白い。

 書名が「日本の経営を創る」とあるのに、冒頭にアメリカ流の経営手法を弱みを挙げている。おそらく合わせ鏡としてどうしても必要なのだろう。

 本の中では複数のページにまたがっているので、ちょっとここで列挙してみたい。

<アメリカ流の経営手法の弱み>

1.安易な多角化

2.高すぎる配当性向

3.短期リターン志向

4.組織の非継続性

5.品質よりも目先の利益追求

6.ものつくりの弱さ

7.インスタント成金趣味

8.社員の低コミットメント

9.所得配分の過度の偏り

以上9点である。

 ここから伊丹氏・三枝氏のそれぞれの体験と持論が展開されていくわけだが、個人的な解釈としては、結局のところ「ヒト(社員)がやる気になんなきゃなんの意味もない」ということに話が落ち着いていっているように思う。

 診断士の勉強でも少しずつリソース・ベースト・ビュー(経営資源を起点にした経営の考え方)という言葉をちらほら聞くようになったが、もっとはっきりとヒトへの理解を深めるべきだろう。

 もう少し言えば、ヒトがどんなことをされれば喜び、悲しみ、組織への一体感を感じ、また他人を妬むのか、といったことを学んだ方がいいように思う。

 戦略論だのマーケティングだのといったノウハウに関しては、「ヒトはどうしたら動くのか」が分かった後で考えるべきもののように思う。

 へたなポートフォリオを一所懸命に記憶することよりも、1時間のヒューマンウオッチングの方が、本当の意味での経営学に近いような気がしてきた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

学生時代の友人2人から電話あり

 昨日、学生時代の友人2人から電話があった。

 日が重なったのはたまたまのようだが、どちらも私の身の上を心配しての電話だったようだ。

 診断士試験を受験することは高らかに宣言していたが、いざ落ちるととても全員に結果報告するだけの気力はなく、そのまま年末を迎えてしまった。

 不義理を申し訳ないと思う一方で、身を案じてくれる友人には感謝である。

 来年は正念場の年だ。年末年始にゆっくりと勉強計画を練ろうと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

金融危機と「財務・会計」科目

 今秋端を発した世界的な金融危機は当分収まりそうにない。

 日本で言えばオイルショック、バブル崩壊、に続く3つ目の危機との意見も耳にした。

 「財務・会計」科目のうちデリバティブ等のいわば金融に当たる箇所は、自分にとって縁遠い気がして、正直なところ勉強するのはだるいと思っていた。

 今でもだるい気持ちに変わりはないが、触りだけとはいえ知識を持っていてよかったと思う。持っていなければ、少しも理解できなかっただろう。

 もっとも、実体経済から隔絶したマネーゲームの破たんという事実は変わらない。ゲームとは無縁の人間を巻き込むのはやめてほしいものだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

受験校のテキストはコンパクト過ぎたようだ

 ここのところ、市販のビジネス実務法務検定試験のテキストを読んでいる。

 実際に受験するわけではないので、診断士試験に関係ありそうなところを適当に拾いながらの読書だ。

 診断士試験で経営法務を勉強していた時には分かりづらかった部分も出てくるが、法律の世界のバックグランドから説明してあるので、理解が深まる。

 こうして見ると、受験校の(診断士の)テキストは、私にとってはコンパクトにまとめすぎの感がある。

 私はどうやら、どうしてこうなるのか、とか、背景としてこういう歴史がある、とかいった、バックグランドを押さえたうえでないと理解が進まないタイプのようだ。

 時間が許す限り、この勉強方法を進めていこうと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コミュニティビジネス(CB)講座の忘年会

 先週土曜(12/6)、忘年会に出席した。

 今年の4~5月に受けたコミュニティビジネスアドバイザー(CBA)講座の忘年会だ。

 同級生とは半年ぶりの再会だった。

 すでにCBの立ち上げに向けて始動している人もいて、おおいに刺激になった。

 大人になっての同学の友というのは、高校時代や学生時代の友とはまた違った絆を感じられて、いいものだ。

 こういった、前向きな人たちとのつながりは大切にしていきたいと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

クリスマス商戦について

 例年だと11月下旬から街はクリスマスムードに入るが、今年はあまりそんな感じを受けない。やはり不況が影響しているのだろう。

 いいキミだ、

 という感情論は別にして、

 人為的に盛り上げられたイベントというのはどこかで無理が出てくる、という事例を見せつけられたような気がする。

 日本の大手メーカーが非正規社員を削減する一方で、台湾のメーカーによる低価格パソコンが売れている。

 雰囲気で売れていた物はこれからどんどん取捨選択されていくだろう。お金を払ってでも欲しいと消費者が思っているモノやサービスを見極めることが、供給する側に一層求められるのだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

川越(埼玉県)を歩いた

 昨日(11/30)、埼玉県の川越を歩いた。

 「蔵のまち」のキャッチフレーズのもと、町おこしの好事例と聞いたのが動機だ。

 たしかに観光地区はずいぶんな人出で、(最近どこでも多い)中高年だけでなく、家族連れが目立った。また、電線が撤去されており、行政側が本腰を入れていることがよく分かった。

 ただ、観光地区と離れた一般の住宅地区については他の都市とあまり変わりなく、意地悪く見れば、経済的にうるおっているのは観光地区のみではないかと思った。聞くところによると、観光地区の店舗の店員の一部は川越以外の住民とか。一種のテーマパークと言えなくもない。町の活性化を図ろうとしても、どこまでの人に関わってもらうのか、あるいはどこまでの人が関われるのか、境界線を引くのが難しそうだ。

 意外だったのが、帰りに通った商業地区だ。西武の駅とJR・東武の駅にはさまれた700mぐらいの商店街は、シャッターが閉まっているところはなく、若い人も年配の方もいてずいぶん多くの客で賑わっていた。ここは観光客よりも地元民が多数を占めているように見えた。これだけ賑わっているのは全国的にも珍しいのではなかろうか。「蔵のまち」で観光客を集客する手法より、むしろこの商店街の活性化の手法を知りたいと思った。

 都心から1時間弱の旅だったが、なかなか有意義だった。

 ただ、わずか半日の歩きだったにも関わらず、日頃のデスクワーク生活がたたってか、ずいぶんへばってしまったのは残念。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年11月 | トップページ | 2009年1月 »