“profit”の概念について
一昨日、勤務先の事務局長の講演を傍聴した。
NPOの説明で、「Non-profit(=非営利)」とはどういう意味かという点が印象に残った。
簡単に言うと、出資者(株式会社では株主、NPOでは会員)に利益配分を行わないということだ。つまり、出資者がお金を出す→①→社長以下運営者が儲けを出す→②→儲けの一部を出資者に還元する、のうちの②を無しとするということだ(注:かなり四捨五入した説明になってます)。
日本語で「非営利」というと、儲けてはいけないような感じがする。そうではなくて、運営していく中で収益を上げること自体はOKなのだ(ややこしい!)。ダメなのは、儲けたお金を出資者に還元することなのだ。
講演後に思ったのだが、そもそも“profit”の概念が日本人には分かりにくいのかもしれない。
辞書的に言えば“profit”は「収益―費用」なのだが、英語に詳しい友人に聞くと、日常会話でも使うらしく、ニュアンス的には「得したな、うまくいったな」ぐらいの感じのようだ(あくまでも私の解釈です)。
(株式)会社を所有しているのは株主であるから、“profit”は株主にとって(出資した結果)得るものがあったということになる。これが“Non-profit”となれば、出資しても得することは何もない(少なくとも金額的には)という意味になりそうだ。つまり出資しっぱなし(寄付)ということを前提とした法人or団体ということになる。
こうやって考えると、財務・会計で習うP/L(Profit and Loss Statement =損益計算書)は、得したか損したかという単なる収支表ではなく、出資してくれた人(株主)に対する結果報告書であることが改めて分かる(もっとも最近は、Income Statement と記すことが多いようだが)。これなど「計算書」などと名付けるから分かりにくくなるわけで、例えば「報告書」とでも名付けてくれた方がより原義に近いと思うのだが、どうだろう。
それにしても、営利だの収益だの利益だのまぎらわしい言葉が多い。しかも元の英語の意味と微妙にニュアンスがずれている。こんなことでいちいちつまづいてるのは私だけなのだろうか?
| 固定リンク
「学問・資格」カテゴリの記事
- 「成功は一日で捨て去れ」を読んで(2009.11.08)
- 祖父の死(2009.10.26)
- 2次試験、終了(2009.10.25)
- 模試の解き直しは今日で終了(2009.10.23)
- 過去問より答練・模試の復習を重視(2009.10.20)


コメント
僕も中小企業診断士試験のために勉強中です。
このブログは初めてですが、これからじっくり拝見させていただきます!
投稿: Jobjoy | 2008年9月29日 (月) 19時31分