運営管理について 3(作業研究、方法研究、作業測定)
運営管理のうち、生産管理にてこずっている。
特に似たような語句が並ぶと、どれが何を指しているのかよく分からなくなる。
例えば、「作業研究」、「方法研究」、「作業測定」、である。これは、「作業研究」が上位概念で、「方法研究」と「作業測定」の2つが下位概念となる。あえて図式すれば次のとおり。
<作業研究>
1)方法研究
2)作業測定
ちなみに英語だと次のようになる。
<work study>
1)method study
2)work measurement
つまり、work=作業、study=研究、method=方法、measurement=測定、と訳しているわけだ。しかし、それは本当に適訳と言えるのだろうか? 突拍子もない例えになるが、「“philosophy”は“哲学”です。はい、覚えなさい」と言われた時のような違和感を覚える。
“work”は、たしかに製造現場においては“作業”に値するだろう。しかし、上図では省略したが、「1)方法研究」のさらに下位概念に、1)-①工程分析、1)-②作業分析、1)-③動作分析、がある。
つまり、ごく一部を抽出して言うと、
作業研究>1)方法研究>1)-②作業分析
という図式となる。似たような語句が親・孫関係にあってまぎらわしい。思うに、“作業”という語句は、最下位概念の「1)-②作業分析」において用いるのが最もふさわしいのではなかろうか。最上位概念においては、別の語句―例えば、「仕事」、「業務」、など―を用いた方がいいように思う。
また“study”は、はたして「研究」なのか? 軍事研究、歴史研究、オタク文化研究・・・。辞書的な意味はともかく、「研究」からは調べることそのものが目的のような印象を受ける(あくまでも個人的印象であるが)。“work study”は、ただ単に“「作業」を「調べる」”ことを指しているのだろうか。
テキストや用語辞典を見てみると、“work study”の最終的な目的は、標準作業と(作業の)標準時間の導出にあるようである。であれば、この場合の“study”は、“分析”、“検証”、“実態把握”ぐらいの意味で捉えた方がいいように思う。
以上より、「作業研究」(“work study”)とは、「今やってる仕事をもっと効率よく行うためにどうすればいいかを分析・検証すること」ぐらいの意味で捉えなおした方がよさそうに思う。
まったく自己流だが、すべての語句を丸暗記するだけの記憶力がない以上、多少強引でも自分なりの理解を経ないと覚えられそうにない。
1)「方法研究」、2)「作業測定」についても書こうと思ったが、思いのほか長文になってしまったのでやめておく。余力があれば、後日書く。
※本日の勉強時間=2:55(経済0:35、財務0:40、生産1:40)
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コメント
同感です。「作業測定」と訳されているものの、英語での意味は、「標準作業時間の設定」ですものね。この訳語でいいとして来た人々の罪は大きいと感じます。
投稿: ビジネス英語教師 | 2008年11月 2日 (日) 18時06分